この記事ではそんな疑問にお答えします
子供の入院は突然起こることも多いです
経験がないと、必要な物や実際の入院生活の様子など、分からないことだらけですよね
私もそうでした
息子の最初の入院の時は何も分からなかった上に、入院するとは思ってなかったのでとても慌ててしまいました・・
息子は0~2歳までの間に5回入院し、次女の2回の入院を合わせると私は計7回の子供の入院を経験しました
その経験をふまえて書いています
ちなみに、入院費や保険のことについて知りたい方はこちらの記事を参考にしてくださいね
それでは、まずは入院するかもしれない兆候についてです
子供が入院するかもしれないサイン
入院の理由はもちろん子供によって様々ですが、息子の場合はRSウイルス、肺炎、喘息の発作、急性胃腸炎でした
入院が3回目、4回目・・となってくると、子供の様子で「あ、これは入院になっちゃうかもな・・」などと大体事前に予想できるようになってきましたが、最初は、自分自身が健康な子供時代を送れたこともあって、まさか入院なんてという安易な思い込みがどこかにあったんですよね
だから、入院になりそうな子供の状態について何の知識もなかったんですが、後から思うとやはり毎回子供の様子に共通点があったように思います
まず一つ目がこちら👇
寝られない
うとうとと寝付いてもしばらくするとまた起きてしまうということですね
息子が何度も入院したのは0~2歳の間でしたが、その頃はまだ授乳中だったので授乳して寝つく、という感じでしたが、寝てもすぐまた泣いて起きてしまうということの繰り返しでした
その時は熱が高く咳も多いという状況。それでもなんとか寝られていればいいんですが、なかなか寝られないという様子の時は、入院の可能性を考えた方がいいかもしれません・・
ミルク・母乳を飲まない(水分がとれない)
二つ目のサインがこれです
お医者さんにも「水分はとれてる?」などと確認されたことがあるママは多いと思うので、分かりやすいサインかなと思います
長男の入院前も毎回そうでした
離乳食を食べないのはもちろんですし、母乳も飲む量がかなり少なくなっていました
このような状態で小児科を受診したら、あっさり「う~ん、入院かなぁ。大きい病院に連絡しますね」と言われました
今思えば、寝られないし飲めないしじゃそりゃ入院か、と思いますが、当時は「え、入院・・!?」という感じで、私の中ではまあまあな大事でした
薬をもらって家に帰る前提での小児科受診だったので、当然ながら入院の準備は全くなく・・
しかも、じゃあ一度家に帰って準備してから・・なんて思っていたので、先生に「このまま(入院先に)向かってくださいね」と言われて、初めて事態のまずさに気づくという始末でした・・
看病しながら事前に子供の入院の可能性を考える余裕なんて、なかなかないと思いますし私も最初は難しかったんですが、私自身、前もって考えておいたらよかったなぁ・・とか、何回目かの入院の時は想定してちょっと準備しといてよかった・・と思ったことがあったので、小児科を受診する前に入院に備えて準備しておくといいことを紹介します
受診する前に準備しておく5つのこと
① 子供の着替え
とりあえず前開きロンパース1着くらいでいいです
何着もは持ちきれないですし、他の着替えやタオルは後から家族に持ってきてもらうことにして、それまでの間に着替える場合の1着があると安心です
赤ちゃんで、上下セパレート服じゃない時期の場合は、前開きのものがいいです
入院した後の点滴の処置や、先生の診察の際、前開きの服の方が何かとスムーズです
② オムツ(おしりふきも忘れずに)
普段から何枚か持ち歩いているママも多いですよね
追加のオムツを家族が病室に持ってきてくれるように都合がつく場合はそれでもいいと思いますが、うちは夫とすぐに連絡がとれないことも多くまったくあてにならなかったので、小児科に行く時点で、オムツ一袋分(40枚入り、とかのパッケージ丸ごとです)を車に積み込んでいました
車移動が普通だった地方だからできたことですが・・
でも入院生活が1週間以上になる場合は、最初からはムリでもいずれはオムツをパッケージごと持ってきた方がいいと思います
付き添いなしの病院の場合は、看護師さんが夜中にオムツを変えてくれたり、朝体をふいてくれるタイミングでオムツも変えてくれた、といったこともあったので、多めに置いておくと安心なんです
オムツをパッケージごと病室においておくといい理由がもう1つ!
オムツのパッケージって、持ち手みたいなのがついてますよね
その持ち手部分を、ベッドの柵の角に引っ掛けておくんです
(乳児や幼児の病室のベッドは転落防止のために柵が高いので、四隅の部分がかけられる感じ)
そうすると、オムツ替えの時にいちいちロッカーからオムツを出す手間もなく、何回も家から補充する必要もなく、看護師さんもそこから取って使えます
経験がないとあまりイメージがわかないかもしれませんが、実際にやってみるととても便利な方法です!
ちょっとしたことですが・・
私も、初めて大部屋の入院付き添いを経験するまでは、ロッカーにオムツを保管、何回も家から補充していましたが、ある時同じ大部屋に入院している子のお母さんが、ベッドの端にオムツの袋を引っ掛けているのを見て、「なるほど!!」と思い、それからマネしていました
③ 母子手帳
家に帰る前提の小児科受診で、母子手帳って皆さん持って行ってるんでしょうか・・
私は予防接種の時くらいしか母子手帳は持って行かないので、結構忘れがちで・・
でも、入院となると必ず早い段階で病院から母子手帳の提出を求められるので、最初から持参しておいた方がスムーズです!
④ 自分用の水と軽食 or お菓子
今は大地震とかに備えて日頃から水筒などを持ち歩くなんて方もいるかと思いますが、私は子供が赤ちゃんの頃はほとんど水もお菓子も持ち歩いていませんでした・・
最初の入院の時は、入院するとも思わずに小児科を受診して、そのまま大きい病院へ移動⇒入院、という流れだったので、水もお菓子も何もなく・・
病室に入るまでの間、院内コンビニへ水を買いに行く・・というタイミングもよく分からず、結局仕事から帰宅した夫が荷物を持ってきてくれるまでの8時間ほど飲まず食わず・・ということになってしまいました
診察後に入院が決まると、そのまま入院手続きや点滴の処置などが始まるんですが、基本的には子供から離れられる時は、自分がトイレに行く時くらいしかないんです
それは病室に入ってからも同じなので、日頃から水筒を持ち歩ければいいですが、せめて、1ミリでも入院の可能性がありそうな症状の時は、念のため水とちょっと口に入れられるものを持って家を出ましょう!
今は、「おなかすいたー」など文句を言う子供達を落ち着かせる手段としても、ちょっとしたラムネやグミなどをカバンに入れています
⑤ 携帯を充電しておく & 充電器
これ、忘れがちなんですが、重要です!
交代する家族が来る、または荷物を持ってきてもらえるまでに充電が切れてしまうという最悪の状況だけは避けなければいけません
家族と連絡が取れなくなりますし、上の子が幼稚園等に行ってて急遽お迎えの時間を変えてもらう、ということも携帯がつながらないとムリです・・
大地震等の災害に備えて日頃からこまめに充電している方も多いと思いますが、子供の具合が悪い時も入院の可能性を考えて、携帯は予め充電しておきましょう!
それか、小児科に行く前にバッグに充電器を放り込む!
これでとりあえず、連絡が取れないということはなくなって安心です
入院の付き添いってどんな感じ?
入院の付き添いがありかなしかは、病院によります
私も、子供が7回入院したうち、2回は付き添いなしの病院でした
(転勤族だったので、いくつかの病院を経験しました)
「付き添いなし」とは、泊まり込みでの24時間の付き添いはできず、面会時間に行くだけ、ということです
付き添いありなし、それぞれどんな感じか、大変だったことなどお話しします
付き添いありの場合
付き添いありの病院の場合は、入院期間中ずっと自分も病院に泊まり込みです
病院によっては、付き添いありかなしにするか、選択できるところもありますが、たいていは病室の関係もあって病院の方から要望されます
仕事等の事情で付き添いができない・・と思っても、なんとかするしかありません・・
我が家の場合は、7回の入院中、5回が2番目、2回が3番目の子供だったので、上の子の面倒が問題でした
当時も夫は仕事が超激務だったので、結局私の母が実家から飛行機に乗って来てくれたりしました
本当に母には感謝してもしきれない・・おばあちゃん様様です・・
母が来てくれたおかげで、荷物は持ってきてもらえましたが、私は病院、夫は会社、長女と私の母が家に、と家族バラバラ生活といった感じになってしまいました
- 付き添いの交代はOKだけど、常に大人がいる状態でないとダメ
- 点滴や他の計測器が外れないようにすることに意外と神経を使うため疲れる
- 夜は、子供のベッドの隅の方に丸くなるしかない、かつ、看護師さんが見回りに来るので、あまり寝られない
- 大部屋の場合は周りにかなり気を遣うし、物音・泣き声で自分も起きてしまう
こんな感じなので、正直、入院中はこちらも体力の限界です・・
むしろ、入院前から、と言った方がいいかも・・
家での看病でママはすでにクタクタ・・そして小児科を受診し、入院が決定、大きな病院へ移動・・そして待ち時間が長い・・
救急外来なんかの場合はさらに混みます・・
うちは朝7時に救急外来に行ったら、診察してもらったのは3時間後、入院する病室に入ったのが午後2時とかでした・・・
そんなわけで、子供自身がつらいのはもちろんでしょうが、こちらも限界に挑戦・・という感じです・・病室に入ってからも大変ですから・・
赤ちゃんや幼児の場合は特に、点滴が外れていないかなど大人が常について見ているように病院から言われるので、そばを離れられるのはトイレくらいでしょうか・・
家族との付き添いの交代も、ちゃんと入れ替わりじゃないと基本ダメです
でもうちは夫が仕事で来られなかったし、私の母も体力がなくて付き添いはムリで荷物を持ってきてもらうだけだったので、基本的には食事も母に買ってきてもらっていましたが、飲み水がなくなって困った・・という時とかは、ダッシュで院内コンビニに行ったりしちゃったこともありました・・本当はいけないんでしょうけど・・
昼間はそうして病室にほぼ缶詰めですし、夜も、子供は具合が悪くて入院しているわけなので、夜中も何回も泣いたりして基本的に自分もあまり寝られません・・
それに看護師さんも定期的に見回りに来るし、大部屋の場合は音は筒抜けなので、他のお子さんが泣いたりするとこちらも起きてしまいます
しかも、子供のベッドの空いている部分(点滴の邪魔にならない and オムツやおしりふきやティッシュやおもちゃが置いてない部分 and 子供が動いて当たって起こしてしまわないような位置)になんとか縮こまって横になるわけなので、全然体が休まらない・・涙・・
寝ている間に子供が動いて点滴の管がからまりそうになるのも気になりますし、機械の音(ピ・ピ・ピ・・)や光(チカチカが夜は目立つ・・)も意外と気になって落ち着きません
いろいろ書きましたが、入院中の付き添いはそんな状況なので、付き添いで病院に泊まり込むのは本当に過酷です・・
経験者は分かると思いますが・・
逆に経験しないとこればっかりは分からないかも・・
私も最初は知らないことが多すぎました
付き添いの過酷さは個室でも同じですが、やはり周りに気をつかわなくてよいという点だけでも全然気持ちが違うので、個室が空いた時点で途中大部屋から移らせてもらったこともあります
もちろん、個室の部屋代は自腹ですが・・
個室代や入院費の話はこちらの記事で書いています👇
付き添いなしの場合
「付き添いなし」= 24時間病院に泊まり込まなくてもよい、というと、それは少し楽だし助かるかも・・という気持ちと、小さい子の場合は付き添いなしで大丈夫なの・・?という不安な気持ちの両方なんですよね
私も最初はかなり戸惑いました
しかも、当時息子は完全母乳だったので、付き添いなし=授乳なしで夜中はどうなるんだろう・・とか、とても不安でした・・
- 面会時間以外は会えないせいか、病院にいる間(例えば10~19時)はほぼ抱っこしている
- 面会時間しか授乳できない ⇒ 家で搾乳し冷凍したものを夜間用に届けるが、搾乳が意外と大変 & だんだん出なくなる
- 面会時間が終わって帰る時がつらすぎる(帰り道も、家に帰っても子供がどうしてるか考えてしまって、精神的につらい・・)
- 退院後に母乳の出を取り戻すのが大変。あまり出なくなっているので、子供が終始不機嫌に・・
「付き添いあり」と比べると、精神的なつらさの方が大きい
ずっと付き添って一緒にいる場合は、とにかく様子もそばで分かりますし、夜もちょっとずつ寝てくれたりはしますが、面会時間のみだと、それ以外は本当に様子がわからなくて不安です・・
もちろん病室のベッドで縮こまってうとうとするよりは、家で寝られるので自分の体の疲れとしてはまだましに思えましたが、今どうしてるかなとか、やっぱり泣いてるのかなとか、とにかくいろいろ考えて心配になってしまいます
息子は当時まだ母乳を飲んでいたので、夜中授乳なしでどうやって寝てるんだろう・・泣き疲れてそのままうとうとしてるのかな・・と思って看護師さんに聞いてみたら、「泣いて座り込んだままの姿勢でうとうとしてましたね」と・・・
これを聞いた時はちょっと衝撃でした
まさか横になっていないとは・・
かわいそうで、泣いてしまいました
それからは毎晩、家に帰ると、息子がベッドに座ったまま泣きながらうとうとしている姿が思い浮かんで、なかなか寝付けませんでした・・
そして病室から帰る時もつらすぎました
子供も、自分が置いていかれて親が帰ってしまうことはすぐ分かるので、当たり前ですが、とにかく泣いて泣いて・・
うちの息子に限らず、同じ病室のどの子もそうでした
自分もなんですけど、カーテン越しに、他のママやパパが一生懸命「また明日来るからね。泣かないで。また明日来るよ」と子供に何度も言っているのを聞きながら、こちらも泣いてしまいました・・
とにかく切なくて・・
子供が入院して初めて、健康に普通の日常が送れるということがどれほどありがたいことなのかを痛感しましたね・・
そして家族が一緒にご飯を食べられるとか、そういうことも当たり前じゃないんだと実感しました
つらかった大きなことのもう一つは母乳関係
夜間授乳ができないことはもちろん息子にとって過酷だったと思うんですが、私にとっても大変なことでした・・
子供に飲んでもらえないと、おっぱいってどんどん張っちゃうんですよね・・ひどくなると、痛くて熱を持っちゃって乳腺炎とか・・
長女の時に乳腺炎になりかけたことはあってそれだけでも結構大変だったので、乳腺炎だけは避けたいと思って一生懸命搾乳しました
でも、経験ある方は分かると思うんですが、搾乳って、実はかなり痛くてつらい・・
おっぱいが張ってる状態の搾乳だとなおさら痛い・・
そして子供が吸ってくれるほどなぜか出ないし・・
子供が飲む力ってすごいんだなと実感しました
入院生活はうちは大体2~3週間ということが多かったんですが、その期間は夜間に授乳できなかったわけで、結局母乳が出る量が入院の間に落ちてしまいました
それに気づいたのは退院後です
子供も元気になったし、これでやっと日常に戻れると思っていましたが、なぜか子供は終始不機嫌でぐずる感じ・・
母乳を飲み始めても、泣いてすぐやめてしまうんです・・
それで、もしかしてあまり出てないのかなと思いました
やっぱり入院期間に授乳が減ったことで出なくなってしまったんだと・・
子供にしてみたら、なんで出ないの!?と思いますよね、きっと
私も、なんで~早く元に戻って~(涙)と毎日祈るしかなく・・
退院してほっとしていたのに、まだ大変なのか~!と、ぐずる子供を抱えてげんなりしたのを覚えています
結局、母乳がいつもの感じに戻ったかな・・?と感じたのは、退院してから2週間くらいたった頃だったと思います
長く感じた2週間でした・・
まとめ
- 寝られない
- 母乳・ミルクを飲まない(水分をとれない)
- 子供の着替え
- オムツ(おしりふきも)
- 母子手帳
- 自分用の水と軽食 or お菓子
- 携帯を充電しておく & 充電器
付き添いありの場合
- 付き添いの交代はOKだけど、常に大人がいる状態でないとダメ
- 点滴や他の計測器が外れないようにすることに意外と神経を使うため疲れる
- 夜は、子供のベッドの隅の方に丸くなるしかない、かつ、看護師さんが見回りに来たりするので、あまり寝られない
- 大部屋の場合は周りにかなり気を遣うし、物音・泣き声で自分も起きてしまう
付き添いなしの場合
- 面会時間以外は会えないせいか、病院にいる間(例えば10~19時)はほぼ抱っこしている
- 面会時間しか授乳できない ⇒ 家で搾乳し冷凍したものを夜間用に届けるが、搾乳が意外と大変 & だんだん出なくなる
- 面会時間が終わって帰る時がつらすぎる(帰り道も、家に帰ってもどうしてるか考えてしまって、精神的につらい・・)
- 退院後に母乳の出を取り戻すのが大変。あまり出なくなっているので、子供が終始不機嫌に・・
最後まで読んでいただきありがとうございました
子供の入院がどういうことか少し分かっていただけたでしょうか?
少しでもみなさんの疑問や不安の解消に役立ったらうれしいです!
入院費のことや、保険に関してはこちらの記事で書いていますので、よかったら読んでみてください👇